クリーン・クライミング・イン小川山 2009

2009年9月26日(土)

今回で10回目になる「クリーン・クライミング・イン小川山」は、川上村振興公社と共催で開催となり、それに伴い、岩場とキャンプ場の清掃だけではなく、カモシカ登山道やパノラマコースの登山道整備、マラ岩周辺の自然環境を守るための推奨通路を示す誘導看板をつける作業も行った。

9時、どんより曇った中、キャンプ場のAサイトに集合。
例年通り「クライミングに出かける際、岩場だけでなくキャンプ場も含めて、ゴミを拾ってくるように」という呼びかけをするとともに、マラ岩周辺の自然環境を守るための推奨通路設定について、設置予定の看板を見せながら参加者に設置の趣旨説明を行った。   

マラ岩への推奨通路設定作業は、作業には2グループ/7名が約3時間を掛けて行った。
今回の設定した推奨トレースは、マラ岩方面に開拓当初からからつけられたものです。
烏帽子沢からマラ岩・妹岩へ上っていくトレースと、リバーサイドから上がってくるトレースのポイントごとに看板をつけ、トレースとして意識してもらえるようにピンクのビニールひもを張った。

カモシカ登山道やパノラマコースの登山道整備作業は、今春以降、順次行ってきたが、これらは一般の登山者向けの事業として行われた。

午後になって晴れたこともあり、クライマーが再度集合するのに時間がかかり、午後の集まりの始まりは4時半過ぎにずれ込んでしまった。
実行委員からマラ岩の推奨通路設定作業についての話があった後、恒例の「じゃんけん大会」が行われた。
じゃんけん大会は約1時間程度で終わり、参加者全員で会場を、午後6時に全ての予定を終了した。
今回の参加者は約80名であった。
岩場でゴミを見かけることは、殆どなくなったが、今回は、前の週がシルバーウィークともいわれる長い連休であったためか、キャンプ場に心ない人の手で捨てられたと思われるゴミが、いつも以上に多かったのが気に掛かった。
また、今回は、川上村の子どもたちを対象としたクライミング教室も予定していたが、運動会等の日程と重なり取りやめとなった。
10年・10回目という節目を迎えて、地元と連携した企画など、単に「清掃」に終わらない取り組みも期待されている。その意味で、マラ岩への推奨通路設定作業が、今後どのように受け止められていくかということも注目していこうという意見が出されている。

Special Thanks (順不同)

川上役場川上村振興公社南佐久南部森林組合
(株)アライテント(株)アルテリア(株)ICI石井スポーツUSAMIXウサミックス
(株)エイアンドエフAIX Hold Japan(株)オーシーエス(株)カモシカ スポーツ
(株)キャラバンギボン(株)好日山荘(株)ゴールドウイン
ジムコ(株)(有)セブンエー(株)スノーピーク(株)ダイナウォール
(株)ハミックスパタゴニア日本支社(株)ファイントラック(有)フロンティアスピリッツ
(有)ホールドオールマムートスポーツグループジャパン(株)(株)モンベル
ラフマーミレージャパン(株) (株)ロベット