アプローチ

父岩

キャンプ場の旧ステージ左から西股沢の分流に降り、中洲の林を越え本流に出て、対岸にケルンのあるところで本流を飛び石伝たいに渡り、涸沢を40mほど登り左手の斜面に取り付く。少し登ると、左手に踏み跡(ブルーのテープあり)があり、妾岩を経て母岩・弟岩・兄岩へ行ける。
林の中の急登が終わる辺りで廻り目平が一望できる尾根の上に出る。この先の、脆い岩場のトラヴァースは初心者がいるときには要注意。
キャンプ場から20分

兄岩・まま子岩経由の道もあるが、急登がありあまり薦められない。


ラピュタの塔

父岩へのアプローチの涸沢で、左手の斜面に取り付かず、そのまま涸沢沿いに登ればラピュタの塔に行ける。
キャンプ場から約25分


兄岩・サイコロ岩・おばさん岩・ままこ岩・弟岩・妾岩

金峰山荘の売店の辺りから西股沢に向かって藪の中の細い径を下り、ステージから来る道と合流したら下流(左)に向かって歩くと西股沢の本流へ出る。
対岸に目印のケルンがあるので、飛び石伝いに流れを渡る。これより下流にも比較的渡り易い箇所がある。対岸に渡ったら森の中を少し登ると、兄岩下部スラブの右端へ出る。
下部スラブまでキャンプ場から約5分。

ここから右へ行けば弟岩・妾岩・母岩へ行ける。(3~5分)

下部スラブの右を回り込むように急登すれば兄岩南面のクラック帯の下に出る。東面に行くにはなおも登り岩場を大きく左に回り込むと「森の緑に囲まれて」などの取り付きに出る。

兄岩北面や兄岩上部へはそのまま登り尾根を越え(森林帯)反対側に少し下ると道は左右に分かれる。
左に行けば兄岩北面を経て兄岩上部の取り付きに出る。
右に行くと、上方に「おばさん岩」の岩場が見える。
「サイコロ岩」へは、踏み跡をなおも、左へトラヴァースすれば取り付きに出る。

兄岩の東面に回り込む辺りから、右の斜面を登ると、弟岩の上部から続く尾根の上に出る。目の前に「ままこ岩」が現れる。
キャンプ場から11分。
左へ尾根通しに登ると、父岩へも行ける。ままこ岩から父岩まで約10分。
北面及び上部までキャンプ場から15分。


リバー・サイド

金峰山への林道脇のキャンプサイトの中を通り、奥の炊事場の付近から西股沢の左岸に出て、少し上流に歩き対岸にケルンのある所を渡る。林の中をひと登りで「アウトオブバランス」の取り付きへ出る。
キャンプ場から約10分。


マラ岩・妹岩

キャンプ場から金峰山への登山道(林道)を八幡沢の出合いまで登り、西股沢へ降り堰堤の上流を状況に応じて渡る。少し登ったら左へゆき烏帽子沢に入る。
ケルン(2つ目の堰堤の上)を目印に林の中へ入り急登するとマラ岩の西面の下に出る。
マラ岩の北面、東面や妹岩へは左から回り込むようにして行く。
キャンプ場から約25分。

リバー・サイド・エリアからの道は、リバー・サイド・エリアの岩場の下部を右へ行き、林の中を登ると妹岩の基部へ出る。リバーサイドから約10分。


左岸スラブ

キャンプ場から金峰山への登山道(林道)を八幡沢の出合いまで登り、右手の開けた八幡沢へ入る。「ビクター」を右手に見ながらなおも登ると、ひとつめの堰堤の上に「ただの大岩」がある(98年の大雨で下部が埋まってしまった)ふたつ目の堰堤上の右手に左岸スラブが見えてくる。
キャンプ場から約15分。
「ロリータJUNKO」のある壁は、その先のガレた沢を登ると左上部にある。
「往年の乱」のある岩場は、やや右に行くとすぐ上にある。
キャンプ場から20分。


もどき岩

キャンプ場から金峰山への林道の途中、キャンプ場のトイレの先右手に小さな道標(金峰山/新小川山コース)があるので、そこから登山道をかまわず登ると、八幡沢側の谷が望めるところへ出る。これより谷側へ少し降りる。
キャンプ場から約40分。


スラブ状岩壁

ガマスラブや東面の岩場へは、キャンプ場から金峰山への林道を歩き、大崩落の先にある浄水場から約50m先の、右手にあるケルンのところから登るとすぐ。
キャンプ場から15分。
南面の岩場へは、そのまま林道を進み約100m先の、沢(林道に鉄製の網目がある蓋)を右に入り、途中「続おじさん岩」や「プチロック」を右手に見ながら(夏場は木の葉が多く見えない?)林の中を登ると、「放浪癖」の取付付近に出る。
キャンプ場から20分。


おむすび山スラブ・屋根岩1峰

キャンプ場からパノラマコースの林道を登ると、大きな岩のある分岐に出る。
分岐から右のパノラマコースに入り、しばらく進む。左側の岩の上にケルンが積んである屋根岩2峰入口をそのまま進み、パノラマコースの道が大きく右に屈曲する所にある岩(俗称:黄色いペンキの岩)を廻り込むように左へ登るとおむすび山スラブの基部に出る。キャンプ場から約30分。

屋根岩1峰へは「黄色いペンキの岩」から踏み跡をたどり稜線に出て右方向に行くと、「カウベル」の取付へ出る。
キャンプ場から約30分。


屋根岩1峰東面スラブ

「黄色いペンキの岩」からパノラマコースを辿り、東屋跡に出て北面の白いザレ場へ入り林の中の踏み跡を辿るとすぐ。
「黄色いペンキの岩」から5分。

キャンプ場からパノラマコースを左回り(反時計方向)に登ればキャンプ場から10分


屋根岩2峰

キャンプ場からパノラマコースの林道を登ると、大きな岩のある分岐に出る。
分岐から右にパノラマコースに入り、しばらく進むと、左側の岩の上にケルンが積んであるところに出る。
(分岐から310歩/歩幅は45cm)そこが入り口。
林の中を登ると2峰基部に出る。キャンプ場から約25分


ソラマメスラブ

キャンプ場からパノラマコースの林道を登ると、大きな岩のある分岐に出る。
分岐から右のパノラマコースに入り、しばらく進むと、左側に真ん中に穴のあいているおむすび状の岩がある(分岐から200歩/歩幅は45cm)、そこが入り口。
屋根岩2峰への入り口の手前なので、もし行きすぎた場合は戻ればすぐにわかる。
岩の横を少し登って岩がごろごろしている所へ出たならば、そのまま登らずに右手の方向へ向かうと涸沢に出るのでそれに沿って登れば基部に着く。
キャンプ場から約20分。


水晶スラブ

屋根岩2峰入口のケルンからそのまま進むと、パノラマコースの道が一旦下る所があり、その下りきったところが入口(分岐から400歩/歩幅は45cm)。右の斜面を少し下った後、左方向へ進むと水晶スラブの基部に出る。
キャンプ場から直接登る道は、林道が一番、沢側に寄った辺りから、沢(普段は涸れている)を渡り踏み跡を辿ると平べったい岩に出る。その岩を右から回り込み、少し登ると岩場の基部下に出る。この付近は97年からの伐採の結果見通しが良くなり迷うことはない。キャンプ場から15分。


親指岩

キャンプ場の炊事場(上の)から、奥の方へ進みキャンプ・サイトがなくなる辺りから、右手の斜面に入るが、夏場は草が生い茂っていて見落とし易いので注意のこと。
林の斜面を登ると親指岩の基部へ出る。親指岩の裏手(クレージィジャム側)からお殿様岩へは、斜面を巻くように進むと出られる。


廻り目平岩峰群(お殿様岩・最高ルーフの岩・仏岩など)

キャンプ場中央の古いトイレの裏手当たりから、適当に上の方に登ると、林の中のボルダー群の所へ出る。そのまま進むと岩場の基部に出る。ボルダーの手前辺りから、左の方へ行く踏み跡もあるが行ってはいけない。テープが木に巻いてあるのを確認しながら行けば迷わない。
この周辺の岩峰群はこれと云った目印になるものがないので、各岩峰の位置関係を把握しておこう。


金峰渓谷周辺の岩場 (ローリングストーン・砦岩・藐姑射岩)

カモシカ遊歩道への林道を登り、大きな岩の分岐でパノラマコースと別れ、そのまま登るとすぐに道が狭くなる。暫く登ると右手に、おじさん岩が見える。
その先で登山道が右に折れるように曲がる辺りで、左の方へ行くと、「ローリーング・ストーン」へ行ける。キャンプ場から15分。
そのまま登山道を登ると、砦岩への分岐の道標があり、右手の踏み跡に入ると、砦岩に行く。
キャンプ場から40分。
なおも登山道を上ると、登山道沿いに岩場がある所を、右手に登れば「バードウォッチング」エリアに出る。
道沿いの岩場は「ポケットマントル」などで、なおも登山道を登り、オーバーハングした岩場の先から、右に登ると藐姑射岩の岩場へ出る。
なおこのままカモシカ遊歩道を登ると、唐沢の滝から無名岩峰に出る事も出来そのまま登山道を下れば、「もどき岩」経由でキャンプ場に戻れる。


涸沢岩峰群

金峰山への林道を20分ほど登ると林道脇(右側)にフェニックスが現れる。
手前の沢に入る。(フェニックスの岩場の基部を巻くように登る道もある)ガラガラの沢を登ると一旦開けたところに出る。流れが二通りできているので左側の流れ(涸れている)に沿って少し登り右手のカラマツとシャクナゲの林に入るのだが解りに難い。入り口に目印らしいものがないのだがザレた斜面を登るように行くのがポイント。
各岩峰群へ向かう場合付近に詳しくない限り一旦1峰の基部まで登った後各岩場へ向かう方が得策。
1峰基部までキャンプ場から50分。